大統領選公約に「日韓トンネル」..
2007年12月に行われる韓国大統領選で、有力候補の1人とされる高建(コゴン)元首相(無所属)が公約の目玉に、九州北部と韓国南部を結ぶ「日韓海底トンネル」建設を検討中だという。ライバルが打ち出した「朝鮮半島大運河」構想などに対抗する狙いがあると思われる。
日韓トンネルは、佐賀県唐津市周辺から壱岐、対馬を経由し、韓国・釜山市周辺に至る約235キロを海底鉄道と海底高速道路で連結する構想。1980年代初めに日韓間で建設推進の動きが始まり、試し掘りや地質調査なども行われ、盧泰愚元大統領、金大中前大統領、盧武鉉現大統領も関心を寄せたが、大統領選の公約とはしなかった。
また、韓国建設交通省の傘下機関は2003年、約100兆ウォン(約12兆8000億円)ともされる費用などを理由に「建設の妥当性はない」とする報告をまとめている。
しかし、高元首相側は今回、日韓トンネルについて「東アジア経済共同体づくりの基盤になる」と注目。日韓間を鉄道で1時間台、自動車で2時間台で結ぶトンネルが完成すれば
(1)交流規模は10倍以上に拡大
(2)年間約54兆ウォンの経済波及効果を創出‐などと分析し、公約化を検討中という。


