「日本の電力王」、「電力の鬼」と呼ばれた松永安左エ門。安左エ門は明治、大正、昭和と三時代にわたり日本の電力の普及と振興に尽力し、日本尾産業発展の基礎を築いたとして高く評価されている人物です。
松永記念館は安左エ門の生家に1971年(昭和46年)に建設され、明治・大正・昭和を生き抜いた安左エ門の様々な愛用品や所持品、文書、遺品などが展示されています。記念館外には安左エ門が明治42(1909)年に設立した福岡市電の電車も展示されています。また、長崎平和祈念像を制作した彫刻家・北村西望による松永安左エ門像が置かれています。
松永安左ェ門翁の生家は明治の28年頃まで造り酒屋で、回船問屋を営む商家でした。慶応大学にすすんだ松永は、父の死、慶応大学中退、実家の家業を弟にゆだね、慶応復学後も二度目の中退、日本銀行就職も翌年には退職し、福松商会設立、石炭販売業で成功。
その後、電力業界に全身を注ぎ、「電気はすべての企業の源である」という信念を貫き、日本が第二次世界大戦の敗戦のどん底にあえぐ中、当時の政党や財界から総反対を受け、大衆から鬼と罵られながらも「電力の回復なしでは日本の将来はない」との強い信念で、96年の生涯を電力エネルギー開発育成に捧げました。
現在、石田町ふるさと資料館も併設。2007年には秘蔵写真の展示もはじまりました。
Contact
- 壱岐市石田町印通寺浦360
- 0920-44-6688
- 北緯33度44分41.323秒
- 東経129度45分05.184秒
- 松永安左エ門記念館前に数台の駐車場あり。
- 開館時間 9:00~17:00 休館日火曜日午後、水曜日休館 ※12月29日~31日休館 観覧料 大人:100円 中学生以下:50円 15人以上:2割引き
壱岐に観光に来られたら是非行って欲しいのがここ松永安左エ門 記念館。特に経営者の方は必ず訪れてください。
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