はらほげ地蔵は壱岐を紹介するパンフレットや雑誌に必ず登場すると言ってもいいお地蔵さんです。お腹(はら)がほげている(穴が空いている)ことからこう呼ばれています。海女さんで有名な八幡浦の海中に六体のお地蔵さんが祀られていて、いつからあるのかは定かではありませんが、室町時代という説があります。
六地蔵とは六道(地獄・餓鬼・蓄生・修羅・人間・天)において衆生の苦患を救うという六種の地蔵で各地に見られますが、お腹に穴が開いているものはそう多くはありません。 ただ、何のために祀ったかはっきりしていませんが、遭難した海女の冥福のため、鯨の供養慰霊のためなどと伝えらています。
はらほげ部分にはお賽銭やお供え物が置かれます。満潮時は海中に沈みますが、お供えなどが流されないように穴は貫通いません。
また、はらほげ部分には赤い胸当てがされています。これは、地元の方の話ではお腹が痛いときや風邪をひいたとき、肺の病、それに恋の病?などのときに、早く治るようにお願いをして、治ったら、赤い胸当てを作り、お礼をしてるからだそうです。同じように頭の赤い帽子は頭痛などが治るようにだそうです。
まんが日本昔話にも「穴ほげ地蔵」として登場するんですよ。
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- 壱岐市芦辺町八幡浦
- 北緯33度47分2.687秒
- 東経129度47分14.962秒
- なし。だが周辺に駐車可能。
- 頭部が折れて、現在はセメントで接着されていますが、頭が落ちているのを見つけて、それを元に戻した人には幸いが訪れると言われています。Ingressポータルあり。
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