古代宗教を感じさせる八皇子神社
神社は今でこそ社殿や鳥居などがありますが、そのほとんどは平安時代以降のものです。
もともと神は目に見えないもので神の形はつくられなかったというのが古代の神道です。いわゆる八百万の神。神聖な山、滝、岩、森、巨木などどんなものにも神が宿っているとする考え方です。ですから古くは社殿がなくても神社としました。
その名残なのかこの八皇子神社は鬱蒼とした檜や孟宗竹の林の中にひっそりを鎮座する神社です。苔むした岩山を登っていくと崖に大きな石が鎮座し、その下に祠が祀られています。皆さんがいつも思い描く神社とはちょっと違っていると思いますが、ちゃんと神社本庁にも登録されているのです。
壱岐の神社巡りをはじめてなかなか見つけられなかったのがこの神社です。
ここにお参りする毎に、古代、この国の信仰とはこういうものだったんだろうなというのを感じます。ぜひ皆さん一度訪れてみてください。入り口のハード型?の様に見える手水鉢も気になります。もしかして隠れキリシタンの遺物?
詳しい情報は▶︎八皇子神社 壱岐ナビサイト
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